地域インフラの持続的な維持管理を考える会
地域インフラの持続的な維持管理を考える会
市区町村等の自治体が維持管理している道路や排水施設、公園などの地域インフラは、地域住民が健康で文化的な生活を送るためには必要不可欠の施設です。 これらが将来にわたって機能を維持していくためには、施設管理者が将来にわたって持続的に適切な維持・修繕・更新等を行っていく必要があります。
一方で、これらの地域インフラを取り巻く環境は、経年等による老朽化、近年顕著になってきている降雨災害などの激甚化に加え、 福祉や感染症対策等による財政需要のひっ迫、インフラ管理に従事する自治体職員の減少等により、今後極めて厳しい状況に陥っていくものと思われます。
このような中、国土交通省では重要構造物の5年毎の点検、診断、補修のサイクルを構築し、事後保全から予防保全に転換を図るべく技術面、 制度面の両方から各種施策を発出しています。例えば、技術面では維持管理に関する新技術・新工法の導入、民間活力やマネジメントに関する ノウハウの導入など、制度面では包括的民間委託や自治体間連携の促進などがあります。
このような状況下において、今後の地域インフラの持続的な維持管理に関心のある産官学有志の方々が共に学び、意見交換できる場として 標記考える会を設立することとしました。当面は大阪府下での開催を考えていますが、活動の進展に応じて順次、近畿地方の他の府県での 開催も視野に入れていきたいと考えています。
